S2C、カスタマ・ベースIoT、小中規模デザイン向けにKintex UltraScaleプロトタイピング・ソリューションを拡張

高い計算能力を必要とするアプリケーションに最適なSingle KU115 Prodigy Logic Module

カリフォルニア州サンノゼ、2016年1月11日発 – FPGAベース・ラピッド・プロトタイピング・ソリューションのリーディング・プロバイダであるS2C, Inc（本社：米国）は、Xilinx Kintex UltraScale XCKU115 FPGAをサポートするSingle KU115 Prodigy Logic Moduleのリリースを発表しました。S2CのKintex UltraScaleプロトタイピング・ソリューション・ファミリに新たに加わったこの最新製品は、IoT（Internet of Things）デザインおよび小中規模SoC開発に大いに貢献します。Prodigy KUは、市場に流通するボードの中で最も多くのDSPリソースを使用し、高い計算能力を必要とするアプリケーションに非常に適しています。さらに、プロトタイピングボードには高速通信向けに48個のGTHトランシーバが搭載されています。この低コストかつ全目的対応のスタンドアロン・プロトタイピング・システムは、S2Cの広範なドーターカード・ライブラリと統合されており、ターゲットとするプロトタイプを迅速に構築することが可能です。

Single KU115 Prodigy Logic Moduleの特長は以下のとおりです。

低コストなので並行してシステムの統合、ソフトウェア開発が可能
大容量（1,451Kシステム・ロジック・セル）
5,520 DSPスライス
FPGA内部メモリ：75.9 Mb
8個の高速コネクタで624個の汎用I/Oおよび48個のGTHトランシーバに接続
スタンドアロン、Prodigy Cloud Cube™エンタープライズ・モードで優れた拡張性を提供
豊富なアドオン機能

「私たちは規模や複雑さにとらわれず、あらゆるタイプのデザインの要求を満たせる最高のプロトタイピング・ソリューションをご提供すべく常に努めております」とS2C、CEOの中間俊雄は述べています。「Single KU Prodigy Logic ModuleとProdigy Complete Prototyping Platformを補完する様々なハードウェアおよびソフトウェアによって、現在最小のIoTデバイスに携わる開発者に実用的な価値あるソリューションをご提供できるようになり、喜んでおります。」

このシステムは、USBもしくはイーサネットを使用した第6世代のリモート・マネジメント機能をご利用いただけます。搭載された Prodigy Player Pro™ Runtime Softwareは Windows、Linuxのどちらでも動作可能で、FPGAダウンロード、オフライン時の書き込み/読み込み用オンボードSDカード、クロック/リセット設定、I/O電圧設定、ハードウェア・モニタリング、セルフテスト等、基本的な機能を実行できます。さらにPlayer Pro Runtime Softwareは、設定の変更やリモートでの状態表示といった簡易入出力向けにVirtual SWやLEDをサポートし、またドーターカードやケーブル接続の自動検出機能なども備えています。

ご提供時期

S2CのSingle KU115 Prodigy Logic Moduleは既にご提供を開始しています。価格に関しては御社担当営業にお尋ねください。

S2Cについて

S2C本社はカリフォルニア州サンノゼにあり、2003年に設立以来、多くのラピッドSoCプロトタイピング・ソリューションを提供しています。現在S2Cは下記の商品をご提供しています。

ラピッドFPGAベースのプロトタイピング・ハードウェアと各種ソフトウェア
Prototype Ready™ IP、インターフェイスおよびプラットフォーム
システムレベル設計検証およびツール

200以上の顧客を有するS2Cは、SoCの設計期間を短縮するSoC/ASIC開発ソリューションのご提供に力を注いでいます。優秀なエンジニア・チームと顧客重視を主義とする営業チームは、ユーザのSoC開発におけるニーズを十分に把握しています。S2Cのシステムはコンシューマ・エレクトロニクス、通信機器、コンピュータ、画像処理、データ・ストレージ、研究、防衛、教育、自動車、医療、デザインサービス、シリコンIP等の業界リーダーに採用されてきました。S2Cは本社をカリフォルニア州サンノゼに置き、イギリス、イスラエル、中国、台湾、韓国、日本に販売拠点を設けています。詳細はwww.s2cinc.comをご参照下さい。