S2C、次世代SoCプロトタイピングに向け新たなProdigy Cloud Systemを発表

業界最大の汎用FPGAにより、いつでもどこでも可能な複雑なSoC設計のシステムバリデーションを加速

カリフォルニア州サンノゼ – 2020年5月20日 – SoC検証を加速するFPGAベース・プロトタイピング・ソリューションの世界的リーダーであるS2Cは、IntelのStratix 10 GX 10M FPGAおよびXilinxのVirtex UltraScale VU440 FPGAで実装された新たなProdigy Cloud Systemを発表しました。S2Cのクラウドベースのプロトタイピングシステムは、より複雑な次世代SoC開発のための理にかなった選択であり、それは高い集積度、導入から展開への拡張性といった要件を満たしており、検証サイクルをいつでもどこでも短縮することができるからです。

ハイライト：

拡張性 : 1つの標準サーバーラックに32個のFPGAを搭載し、最大25億論理ゲートまでの拡張が可能
集中型：スムーズな導入と容易なメンテナンスが可能
リモートアクセス : マルチユーザ、マルチプロジェクトを管理可能

SoC検証では、シリコンへのテープアウトまでにより多くの設計動作サイクルの実行が必要とされる一方で、先進的なシリコンノードにおける失敗によるコストは上昇の一途をたどっています。より多くの機能、より複雑なテストデータとデータタイプ、より多くの動作モードが組み合わさることで、従来の検証手法であるシミュレーション、フォーマル検証、エミュレーションの課題が浮上しています。さらに、ハードウェアに依存するソフトウェアの早期検証や、複数ユーザの同時サポートなどの必要性に迫られています。ほとんどの先進的なSoC開発チームではすでにFPGAプロトタイピングを検証環境に加えており、プロトタイピングはSoCデザイン検証の中で最も急速に成長している分野の一つとなっています。

「大量のデザインのインスタンスに対して、必要な時に必要な場所でFPGAプロトタイピングを立ち上げることのできる機動力は、複雑なSoCハードウェアの検証やソフトウェア開発にとって欠かせません。Prodigy Cloud Systemは、世界で最新かつ最大のSoCを開発している数社の主要顧客との深い協業の賜物です。」とS2CのCEOである中間俊雄氏は述べています。

提供時期

Prodigy Cloud Systemは、お客様側の施設、もしくはS2Cがホストしている設備において本日ご利用いただけます。詳細については、S2C担当営業にお問合わせいただくか、以下のサイトにアクセスしてください。 http://www.s2cinc.com/jp/products/prodigy-cloud-system

S2Cについて

S2Cは今日の革新的なデザインに向けたFPGAプロトタイピングの世界的リーダーです。2003年の設立以来、多くのラピッドSoCプロトタイピング・ソリューションを提供しています。400以上の顧客に2,500件以上の導入実績を有するS2Cは、SoCの設計期間を短縮するSoC / ASIC開発ソリューションの提供に力を注いでいます。優秀なエンジニア・チームと顧客重視を主義とする営業チームは、ユーザのSoC開発におけるニーズを十分に把握しています。S2Cは販売拠点および代理店を米国、欧州、中国、韓国、日本、台湾に設けています。詳細は、くか、以下のサイトにアクセスしてください。 www.s2cinc.com をご覧ください。

IntelおよびStratixはIntel Corporationが著作権を有しています。XilinxおよびVirtex UltrascaleはXilinx Incが著作権を有しています。

S2C、S2Cロゴ、ProdigyおよびProdigy Cloud SystemはS2Cの商標または登録商標です。その他の商標は、それぞれの所有者に帰属します。